介護業界における管理職とは

管理職がどのような仕事をするのかについては、管理職が所属する業種によって千差万別あります。介護に関しても同様で、一般的な職員の管理に関するものから介護業界独特のものまで多岐に渡ります。その内容を大別すれば、おおよそ4つに分類することができます。

まず、管理職の仕事としてイメージしやすいスタッフ管理の仕事があります。これは契約や勤務の形態を取り決めるスタッフとの契約やシフト調整、さらに新人に対する研修などが主な内容です。また、新規利用者の契約や給与管理、保険請求業務といった事業に関する事務全般も管理職の大事な仕事になります。そして、それらの事務管理をもとに事業所を運営するに当たって行われる、利用者獲得の営業活動や提供サービスの確認、利用者家族への連絡も管理職の重要な仕事です。介護業務においては、利用者やその家族とのコミュニケーションが重要なウェイトを占めているため、この運営に関する仕事が介護業界独自のものが多いとされます。

さらに職員の連携も介護では必須になってくるため、職員相互のコミュニケーションも欠かすことはできません。そのために開かれるスタッフミーティングや仕事内容をアナウンスする利用者カンファレンスの開催も、管理職の重要な役割になってきます。このように管理職は一般的に仕事量が膨大で多忙になりやすいため、事業所の規模に応じて複数人で業務を担当するのが一般的です。その際管理職同士でどのように連携をとるのかという点も、管理職自身で考究する必要があります。このように、様々な業務に応じたスキルが求められる管理職ですが、その分やりがいも大きいため魅力的な仕事だと言えるでしょう。介護業界でキャリアアップを考えるのなら、ぜひ管理職を目指してみてはいかがでしょうか。

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